公開日: 2025年5月23日

喪主の心得:役割と準備すべきこと

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喪主とは

喪主とは、葬儀において遺族側の代表を務める人のことです。一般的に故人の配偶者や長男・長女など近親者が喪主になります(場合によっては施主と呼ばれることもありますが、多くの場合喪主と施主は同じ方です)。喪主は葬儀全体を取り仕切り、対外的な対応を行う重要な役割です。初めて喪主を務める際は不安もあるかもしれませんが、ポイントを押さえておけば大丈夫です。

喪主の主な役割

喪主には具体的に次のような役割があります。

  • 葬儀の方針決定:葬儀社との打ち合わせで、葬儀の規模や形式、日程、宗教者の手配などを決定します。家族の意向を取りまとめ、葬儀社に伝える役目です。

  • 親族・関係者への連絡:親戚や故人の友人、勤務先など関係者に訃報を知らせ、葬儀の日程を案内します(実務は他の家族と手分けしても構いません)。

  • 弔問客の対応:通夜や葬儀で弔問客を代表して迎え入れ、焼香の順序の案内を受けたり、弔電を拝読したりします。受付や案内は葬儀社スタッフや親族が担当しますが、喪主は全体を見守ります。

  • 式典での挨拶:通夜の開式前や葬儀・告別式の終了時に、喪主として参列者へ挨拶を行います。通夜では簡単なお礼、葬儀後には感謝とお別れの言葉を述べます。

  • 火葬・収骨での対応:火葬場では喪主が代表して火葬許可証を提出したり、収骨(お骨上げ)の際に最初にお骨を拾うことがあります(地域の習慣による)。

  • 葬儀後の諸手続き:香典帳の確認やお礼状・返礼品の手配、僧侶へのお礼(お布施)の準備、葬儀費用の精算など、葬儀後に必要な事務的対応も喪主(施主)が取りまとめます。

喪主を務める上での心得

喪主はやるべきことが多岐にわたりますが、すべてを一人で抱え込む必要はありません。親族や葬儀社スタッフの助けを借りながら進めましょう。例えば、遠方親族への連絡は他の家族に任せる、受付対応は知人にお願いするなど、周囲に協力を仰いで構いません。喪主自身も深い悲しみの中にいますから、無理せず適宜休息を取ることも大切です。

また、葬儀当日はわからないことがあれば遠慮なく葬儀スタッフに質問しましょう。儀式の進行はスタッフがリードしてくれますので、喪主は故人とのお別れに専念して問題ありません。挨拶の言葉も事前に簡単なメモを用意しておくと安心です(葬儀社が例文をアドバイスしてくれることもあります)。

金銭面では、喪主=費用負担者(施主)となる場合が多いため、予算管理も喪主の心得として必要です。葬儀社と打ち合わせ時に見積もりを確認し、不要な出費がないか検討しましょう。当社の**会員制度「こころの会」**をご利用いただければ、祭壇料・式場料が無料になるなど費用面のサポートを受けられます。経済的な負担を軽減しつつ、喪主の役割に専念できる環境を整えることができます。

困ったときは専門家に相談を

喪主を務めるにあたり、ご不明な点や不安なことがあれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。葬儀社は葬儀のプロとして、喪主様の負担を減らすために全力でサポートします。当社では24時間体制でご相談に応じており、公式LINEからも気軽にお問い合わせいただけます。準備段階から葬儀後のフォローまできめ細かくお手伝いいたしますので、初めて喪主を務める方もどうぞご安心ください。適切なアドバイスと支えを得ながら、大切な故人を心を込めてお送りしましょう。

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