年末のご準備 | 年賀欠礼状
喪中はがきはいつまで?出す時期とマナー

身近な方を亡くされ、年末のご挨拶をどうすべきかお悩みではありませんか。この記事では、喪中はがきを出す時期の目安や範囲、書き方の基本、万が一間に合わない場合の対応まで、わかりやすく解説します。
身近な方を亡くされた後の年末は、普段とは違う準備が必要になります。その一つが、喪中はがき(年賀欠礼状)です。喪中はがきはいつまでに出せばよいのか、どなたに出すべきか、どのような内容で書けばよいのか、多くの方が悩まれることでしょう。この記事では、地元で39年、累計1万件超のお葬式をお手伝いしてきたアオバヤが、喪中はがきの基本的な知識から、出す時期の目安、範囲の考え方、書き方の文例、そして万が一間に合わなかった場合の対応まで、詳しく解説します。大切な方への報告で失礼がないよう、落ち着いて準備を進めるための一助となれば幸いです。
喪中はがき(年賀欠礼状)とは|出す意味と対象になる期間
喪中はがきとは、近親者が亡くなったために喪に服しており、新年のご挨拶(年賀状)を差し控えることを事前にお知らせするための挨拶状です。正式には「年賀欠礼状」といいます。これは、毎年年賀状のやり取りをしている方々へ「喪中のため年賀状は送れませんが、来年も変わらぬお付き合いをお願いいたします」という気持ちを伝える大切な役割を持っています。
喪に服す期間(喪中)の考え方
喪に服す期間は、故人様との関係性によって異なるとされていますが、一般的には一周忌(亡くなってから一年後)までを「喪中」とすることが多いです。この期間は、お祝い事を避け、故人様を偲び静かに過ごす時間とされています。そのため、お正月のお祝いである年賀状の交換を控えるのが習わしです。いつまでに亡くなった場合に喪中はがきを出すかという明確な決まりはありませんが、一般的にその年のうちに近親者が亡くなった場合、翌年の年賀状を欠礼するために準備を始めます。
喪中の対象となる続柄の範囲
喪中はがきを出すかどうかの判断基準となるのが、故人様との続柄です。一般的に、自分から見た一親等と二親等の方が亡くなった場合に喪中とすることが多いです。ただし、これはあくまで目安であり、故人様との関係の深さによって判断は変わります。同居していた祖父母や、特に親しい間柄の親族が亡くなった場合など、ご自身の気持ちに合わせて判断してよいでしょう。
- 一親等:父母、配偶者、子
- 二親等:祖父母、兄弟姉妹、孫
最近では、ご家族の形も多様化しており、家族葬など小規模な葬儀を選ばれる方も増えています。葬儀の規模にかかわらず、故人様を大切に思う気持ちが、喪中はがきを出すかどうかの最も重要な判断基準となります。
いつまでに出す?11月中旬〜12月上旬が目安の理由
喪中はがきはいつまでに出すべきか、これは最も多くの方が気にされる点です。結論から申し上げますと、11月中旬から、遅くとも12月上旬までに相手の方へ届くように送るのが一般的です。なぜこの時期が推奨されるのか、その理由と具体的なスケジュールについて解説します。
相手が年賀状の準備を始める前に届ける配慮
喪中はがきを早めに送る最大の理由は、相手の方が年賀状の準備を始める前に、こちらが喪中であることをお伝えするためです。もし喪中であることを知らずに相手の方が年賀状を投函してしまった場合、お祝いの言葉を送ってしまったことに心を痛められるかもしれません。また、こちらのために用意してくださった年賀状が無駄になってしまうことにもなりかねません。そうした相手への配慮から、郵便局が年賀状の受付を開始する12月15日より前に届くように手配するのが望ましいとされています。
2026年の投函スケジュールの目安
2026年のカレンダーを基に、喪中はがきの準備から投函までのスケジュールを立ててみましょう。早めに準備を始めることで、落ち着いて対応できます。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 10月下旬~11月上旬 | 送る相手のリストアップ | 過去の年賀状などを参考に、住所録を整理します。 |
| 11月上旬~11月中旬 | デザイン・文面の決定、印刷 | 印刷会社に依頼する場合は、早割などが利用できることもあります。 |
| 11月中旬~11月下旬 | 宛名書き、最終確認 | 手書きの場合は、時間に余裕を持って進めましょう。 |
| 11月下旬~12月上旬 | 投函 | 相手に12月上旬までに届くようにポストへ投函します。 |
あまりに早く出しすぎると、相手が受け取ったことを忘れてしまう可能性もあるため、11月中旬以降が適切なタイミングと言えるでしょう。年末は何かと慌ただしくなりますので、計画的に準備を進めることが大切です。山形市、郡山市、宇都宮市、壬生町など、地域によっては気候の変動もありますので、余裕を持ったスケジュールをおすすめします。
どこまで出す?続柄・お付き合いの範囲の考え方
喪中はがきを出す相手の範囲に、明確な決まりはありません。しかし、誰に送るべきか、誰には送らなくてもよいのか、判断に迷うこともあるでしょう。ここでは、一般的な考え方と判断のヒントをご紹介します。
基本は「毎年年賀状をやり取りしている方」
まず基本となるのは、毎年年賀状のやり取りがある方全員に送ることです。親戚や親しい友人、恩師など、プライベートで年賀状を交換している方には、喪中であることをお伝えするのが丁寧な対応です。
故人との関係性で判断するケース
ご自身だけでなく、故人様と生前お付き合いがあった方への配慮も必要です。判断に迷うケースについて、以下にまとめました。
- 故人様だけがお付き合いしていた方:故人様宛に年賀状をくださっていた方には、差出人(喪主やその家族)の名前で喪中はがきを送り、亡くなったことをお知らせするのがよいでしょう。
- 仕事関係の方:会社として年賀状を交換している取引先などには、プライベートなことであるため、喪中はがきを出さないのが一般的です。ただし、個人的に親しい間柄の同僚や上司には、状況に応じて送ることもあります。部署内で相談するか、個人の判断で対応しましょう。
- 葬儀に参列していただいた方:葬儀でお世話になった方々も、年賀状のやり取りがある場合は喪中はがきを送ります。すでに不幸をご存知の方にも、改めて年賀欠礼のご挨拶をすることで、丁寧な印象を与えます。
迷ったときの判断基準
出すべきか迷ったときは、「相手がこちらの喪中を知らずに年賀状を送って、気まずい思いをしないか」という視点で考えてみましょう。少しでも年賀状をいただく可能性がある方には、お送りしておくのが無難です。また、家族や親族間で誰がどの範囲まで出すのかを事前に話し合っておくと、重複や漏れを防ぐことができます。
書き方の基本と文例(故人の続柄・没年月の書き方)

喪中はがきには、守るべきいくつかのマナーがあります。ここでは、基本的な構成と、特に間違いやすい続柄や年齢の書き方、そして簡単な文例をご紹介します。既存の記事「喪中ハガキの書き方・文例集10パターン」と重複しないよう、ここでは要点に絞って解説します。
喪中はがきの構成と注意点
喪中はがきは、以下の要素で構成されるのが一般的です。
- 年賀欠礼の挨拶:「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます」など。
- 誰がいつ亡くなったか:故人の氏名、没年月日、続柄、享年などを記します。
- 生前のお付き合いへの感謝:「生前のご厚誼を深謝いたします」など。
- 結びの言葉:相手の健康や幸福を祈る言葉で結びます。
- 日付と差出人情報:はがきを出す年月と、差出人の氏名・住所・電話番号を記載します。
書く際には、以下の点に注意しましょう。
- 句読点(「、」「。」)は用いないのが伝統的なマナーです。
- 「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は不要です。
- 時候の挨拶も省略します。
- 「年賀」という言葉は使わず、「年始」「新年」「年頭」などと表現します。
続柄・享年(行年)の書き方
差出人から見た故人様の続柄を記載します。配偶者の親族の場合は、「義父」「義母」とするか、単に「父」「母」としても差し支えありません。年齢は「享年(数え年)」または「行年(満年齢)」を用い、「〇〇歳にて永眠いたしました」のように記します。
| 故人 | 続柄の表記例 |
|---|---|
| 父 | 父、実父 |
| 母 | 母、実母 |
| 夫 | 夫、主人 |
| 妻 | 妻、家内 |
| 夫の父 | 父、義父、岳父 |
| 夫の母 | 母、義母、丈母 |
シンプルな文例
喪中につき年末年始のご挨拶を謹んでご遠慮申し上げます
本年十月に 父 〇〇が八十八歳にて永眠いたしました
ここに生前のご厚誼を深謝し衷心より御礼申し上げます
なお時節柄ご自愛のほどお祈り申し上げます
令和八年十一月
(差出人住所・氏名)
文面は、故人様の人柄が伝わるような言葉を添えたり、ご自身の言葉で感謝を伝えたりと、心を込めて作成することが何よりも大切です。
年内に不幸があったとき・間に合わないときの対応(寒中見舞い)
年末が近づく12月にご不幸があった場合、喪中はがきの準備が間に合わないことも考えられます。また、喪中はがきを出し忘れてしまった場合、どう対応すればよいのでしょうか。ここでは、そうした場合の対応方法について解説します。
12月に不幸があった場合の対応
12月に入ってから、特に中旬以降にご不幸があった場合、喪中はがきの準備をして投函しても、相手の方が年賀状を投函された後に届いてしまう可能性が高くなります。このような場合は、無理に喪中はがきを送る必要はありません。年が明けてから、後述する「寒中見舞い」でご不幸があったことをお知らせするのが一般的です。
喪中はがきが間に合わなかった場合の「寒中見舞い」
寒中見舞いは、本来、寒さが厳しい季節に相手の健康を気遣う挨拶状ですが、以下のような場合にも使うことができます。
- 喪中はがきの準備が間に合わなかったとき
- 喪中と知らずに年賀状をくださった方への返礼として
- 喪中はがきを出しそびれた相手へのご挨拶として
寒中見舞いを出す時期は、お正月の松の内(一般的に1月7日まで)が明けてから、立春(2月4日頃)までとされています。文面には、まず年賀状をいただいたお礼(いただいた場合)を述べ、ご不幸があったために年賀のご挨拶ができなかった旨を伝えます。もしもの時の備えとして、葬儀に関する不安を解消しておくことも大切です。アオバヤでは、無料の事前相談を承っておりますので、いつでもご相談ください。また、費用面での備えとして、入会金1万円のみでご利用いただける会員制度「こころの会」もございます。
喪中はがきは、故人様を偲び、お世話になった方々へ感謝を伝えるための大切なご挨拶です。出す時期の目安は、相手の方が年賀状の準備を始める前の11月中旬から12月上旬です。出す範囲は年賀状のやり取りがある方が基本ですが、故人様とのお付き合いも考慮して判断しましょう。もし喪中はがきがいつまでに出せるか心配な場合や、年末にご不幸があって間に合わない場合は、年明けに寒中見舞いを出すことで丁寧に対応できます。アオバヤは、山形市・郡山市・宇都宮市・壬生町で、ご遺族のお気持ちに寄り添い、葬儀に関するあらゆるご相談を承っております。年末のご準備でご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問
❓ 喪中はがきは、いつまでに届けば失礼になりませんか?
喪中はがきは、相手の方が年賀状の準備を始める前、具体的には11月中旬から12月上旬に届くように送るのが一般的なマナーです。郵便局が年賀状の受付を開始する12月15日よりも前に届けば、相手の方が年賀状を投函してしまうのを防げます。万が一遅れてしまった場合でも、年内に届けば大きな失礼にはあたりませんが、できるだけ早めに準備・投函することをおすすめします。
❓ 喪中はがきと寒中見舞いの違いは何ですか?
喪中はがきは「年内に身内に不幸があったため、新年の挨拶(年賀状)を控えます」ということを年末にお知らせするものです。一方、寒中見舞いは、松の内(1月7日頃)が明けてから立春(2月4日頃)までに出す季節の挨拶状です。喪中の報告としては、喪中はがきが間に合わなかった場合や、喪中と知らずに年賀状をくださった方への返礼として用いられます。
❓ 自分が喪中かどうかは、どう判断すればよいですか?
一般的に、一親等(父母、配偶者、子)と二親等(祖父母、兄弟姉妹、孫)の親族が亡くなった場合に喪中とすることが多いです。しかしこれはあくまで目安であり、故人様との関係の深さによってご自身で判断して構いません。例えば、同居していたり、特に親しい間柄であったりした場合は、二親等以上であっても喪中とすることがあります。ご家族と相談して決められるのがよいでしょう。
❓ 喪中はがきに、故人の年齢(享年)は必ず書く必要がありますか?
故人の年齢(享年または行年)は、必ず記載しなければならないという決まりはありません。しかし、記載するのが一般的です。年齢を記載することで、故人を知る方にとっては、誰のことなのかがより明確になります。書く場合は「享年九十」「行年八十八歳」のように記載します。享年は数え年、行年は満年齢を指しますが、どちらを使っても間違いではありません。
❓ 仕事関係の人にも喪中はがきは出すべきですか?
会社名でやり取りしている取引先など、純粋なビジネス上のお付き合いの方へは、個人の事情であるため喪中はがきを出さないのが一般的です。ただし、個人的にも親しい同僚や上司、退職後も年賀状のやり取りが続いている元上司などには送るケースが多いです。どこまで出すか迷う場合は、社内の慣例を確認したり、信頼できる先輩に相談したりするとよいでしょう。
❓ 喪中はがきを受け取ったら、どう返事をすればよいですか?
喪中はがきを受け取ったら、その方への年賀状は控えるのがマナーです。特にお返事はしなくても失礼にはあたりませんが、お悔やみの気持ちを伝えたい場合は、「寒中見舞い」や「年始状」を送るという方法があります。松の内(1月7日頃)が明けてから、お悔やみの言葉や相手を気遣う言葉を綴って送りましょう。その際、おめでたい言葉や年賀状を連想させるデザインは避けるようにします。
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