もしもの時の備え
親の入院を機に考える、葬儀の準備

「まだ早い」と思いつつも、親の入院で気になり始めたもしもの時のこと。この記事では、ご家族の負担を軽くするために事前に決めておくと安心なこと、費用の目安、準備の進め方を具体的に解説します。
親御様が入院されたことをきっかけに、万一の場合を考え、葬儀の準備について情報収集を始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。縁起でもないと感じたり、何から手をつければよいか分からなかったりするかもしれませんが、事前に少しでも準備をしておくことで、いざという時のご家族の心身の負担を大きく減らすことができます。特に、年末年始でご家族が集まる機会が増える冬を前に、一度話し合っておくと安心です。この記事では、親の入院を機に考えておきたい葬儀の準備について、決めておくべきことのリスト、病院から連絡が来た際の具体的な流れ、費用の目安や事前相談の活用法、そしてご家族との話し合いの切り出し方まで、分かりやすく解説します。
「まだ早い」と思っても準備しておく家族が多い理由
親御様がご健在なうちに葬儀の話をすることに、ためらいを感じる方は少なくありません。しかし、多くの方が「準備しておいてよかった」と感じています。その理由は、万一の際にご家族にかかる精神的・経済的な負担を、事前の準備によって大きく軽減できるからです。地元で39年、累計1万件超のお葬式をお手伝いしてきた私どもの経験からも、準備の有無でご遺族の負担は大きく変わると感じています。
いざという時の精神的な負担を軽くするため
ご逝去の直後は、深い悲しみの中にありながら、短時間で多くのことを決断しなければなりません。ご遺体の搬送・安置場所の手配から始まり、葬儀社との打ち合わせ、関係者への連絡、役所への手続きなど、休む間もなく対応に追われることになります。このような状況で冷静な判断を下すのは、非常に難しいものです。
事前に葬儀社を決めていたり、葬儀の形式や規模についてご家族で話し合っておいたりするだけで、精神的な余裕が生まれます。やらなければならないことが明確になっているため、一つひとつ落ち着いて対応でき、故人様とのお別れの時間を大切に過ごすことにつながります。
経済的な負担を見通し、比較検討する時間を確保するため
葬儀にはまとまった費用がかかります。しかし、時間のない中で慌てて葬儀社を決めると、提示されたプランが適切なのか、費用は妥当なのかを十分に比較検討することができません。「もっと費用を抑えられたかもしれない」「希望していた内容と違った」といった後悔につながる可能性もあります。
時間に余裕のあるうちに複数の葬儀社から見積もりを取り、プラン内容や費用を比較することで、ご自身たちの希望や予算に合った葬儀社をじっくりと選ぶことができます。また、葬儀費用を誰がどのように負担するのかを事前に話し合っておくことも、後のトラブルを防ぐために重要です。
決めておくと安心なこと(連絡先・宗派・規模・予算)
具体的にどのようなことを準備しておけばよいのでしょうか。ここでは、最低限決めておくと、いざという時に慌てずに行動できる4つの項目をご紹介します。
連絡先リストの作成
訃報を誰に、どの範囲まで、どのような順番で連絡するかを事前にリストアップしておくと、混乱を防ぐことができます。特に故人様と親しかったご友人など、ご家族が把握していない連絡先も含まれるため、親御様ご本人に確認しておくのが理想です。リストには、氏名、続柄、連絡先(電話番号や住所)を記載しておきましょう。
- 親族: 三親等くらいまでを目安に
- 友人・知人: 特に親しかった方、お世話になった方
- 会社・学校関係: 勤務先の上司や同僚、出身校の恩師など
- 地域・趣味の関係者: 町内会、所属していたサークルの仲間など
宗派と菩提寺の確認
葬儀の儀式は、宗旨・宗派によって大きく異なります。ご実家の宗派や、お付き合いのある菩S提寺(檀家になっているお寺)の有無は必ず確認しておきましょう。菩提寺がある場合は、ご逝去後すぐに連絡し、葬儀の日程や場所について相談する必要があります。もし宗派が分からない場合は、親族の年長者に尋ねてみるのがよいでしょう。特定の宗派がない場合は、無宗教形式で葬儀を行うことも可能です。
葬儀の規模と形式、予算の目安
どのような葬儀にしたいのか、大まかなイメージをご家族で共有しておくことが大切です。近年では、ごく近しい身内だけで行う「家族葬」を選ぶ方が増えています。どのくらいの人数を呼ぶのか、通夜・告別式を行うのか、それとも火葬のみの「直葬」にするのかによって、費用も大きく変わってきます。下記の表を参考に、ご予算の目安を立ててみましょう。
アオバヤでは、ご希望の規模やご予算に応じた複数のプランをご用意しております。会員制度「こころの会」にご入会いただくと、お得な会員価格でご利用いただけます。
| エリア | プランの例(家族・親族中心の場合) | 会員価格(税込) | プランの概要 |
|---|---|---|---|
| 山形エリア | 和室葬 なでしこ(あおば斎苑上町限定・15名様まで) | 308,000円 | 家族・親族・身内を中心に、通夜・葬儀をゆっくりと偲ぶプランです。 |
| 郡山エリア | もみじ | 462,000円 | 通夜・葬儀を執り行い、家族・親族・身内だけでゆっくりと偲ぶプランです。 |
| 宇都宮・壬生エリア | ホール葬 | 418,000円 | ご縁のあった方々にもお見送りいただく、一般的な形式のプランです。 |
※上記は一例です。ご参列人数やご希望に応じて最適なプランをご提案いたします。
病院・施設から連絡が来たときの流れ
もしもの時、病院や施設から危篤やご逝去の連絡が来たら、どのように動けばよいのでしょうか。事前に流れを把握しておくだけで、落ち着いて対応できます。
ご逝去直後に行うこと
医師から臨終を告げられた後、まず行うべきことは以下の通りです。この段階で、事前に決めておいた葬儀社に連絡すると、その後の手続きをスムーズに進めることができます。アオバヤでは24時間365日、専門のスタッフが待機しておりますので、深夜・早朝でもご安心ください。
- 死亡診断書(死体検案書)の受け取り: 医師から必ず受け取ります。この後の死亡届の提出や火葬許可証の申請に必須の書類です。
- 近親者への連絡: まずはごく近しいご家族・ご親族に連絡します。遠方の方には、すぐに駆けつけられるかどうかも確認しましょう。
- 葬儀社への連絡(ご遺体の搬送依頼): 病院の霊安室は長時間利用できないことが多いため、速やかにご遺体を搬送する必要があります。葬儀社に連絡し、お迎えに来てもらいましょう。
ご搬送とご安置
葬儀社のお迎えの車で、ご遺体を安置場所までお送りします。安置場所は、ご自宅か斎場の安置施設を選ぶのが一般的です。ご自宅に安置する場合は、お布団やスペースの確保が必要になります。
ご安置後、故人様の枕元にお線香やろうそく、お花などを供える「枕飾り」を整えます。これは通常、葬儀社が準備します。ご安置が済み、少し落ち着いたところで、葬儀社と具体的な打ち合わせに入ります。
葬儀の打ち合わせ
葬儀社の担当者と、今後の日程や葬儀の内容について詳細な打ち合わせを行います。事前にご家族で話し合っておいた希望を伝えることで、打ち合わせが円滑に進みます。主な打ち合わせ内容は以下の通りです。
- 喪主の決定: 誰が喪主を務めるかを決めます。
- 葬儀の日程と場所: 火葬場の空き状況や菩提寺のご都合を確認しながら決定します。
- 葬儀の形式と規模: どのプランにするか、参列者は何名くらいかを決めます。
- 費用の見積もり: プラン内容を確認し、詳細な見積書を作成してもらいます。
より詳しい流れについては、「ご逝去からの流れ」のページでもご確認いただけます。
事前相談で分かること・見積りの見方

親の入院を機に葬儀の準備を進めるにあたり、最も有効なのが葬儀社への「事前相談」です。まだ具体的なことが何も決まっていなくても、専門家に相談することで不安が解消され、やるべきことが明確になります。
無料事前相談のメリット
事前相談では、葬儀に関するあらゆる疑問や不安を専門のスタッフに直接相談できます。アオバヤの無料事前相談には、以下のようなメリットがあります。山形市、郡山市、宇都宮市・壬生町に自社の斎場がございますので、お近くの会館で見学を兼ねてご相談いただくことも可能です。
- 葬儀の費用が明確になる: ご希望に沿った形での詳細な見積もりを取得でき、おおよその費用を把握できます。
- 葬儀社の比較検討ができる: 複数の葬儀社に相談することで、サービス内容や担当者の対応を比較し、信頼できる葬儀社を選ぶことができます。
- もしもの時に慌てずに済む: 事前に流れや費用を把握しておくことで、精神的な余裕を持ってその時を迎えることができます。
- 割引などの特典がある: アオバヤでは、事前相談をされた方が葬儀を行う場合、葬儀費用から1万円を割引く特典をご用意しています(火葬プランは対象外)。
少しでも不安なことがあれば、ぜひお気軽に無料事前相談をご利用ください。
見積書で確認すべき項目
見積書を受け取ったら、内容をしっかりと確認しましょう。特に注意したいのが「何が含まれていて、何が含まれていないか」という点です。葬儀費用は、大きく分けて以下の3つで構成されています。
- 葬儀一式費用: 祭壇、棺、骨壺、遺影写真、搬送費用など、お葬式そのものに必要な物品やサービスの費用。プラン料金に含まれる内容をよく確認しましょう。
- 変動費用: 会葬者の人数によって変動する費用。返礼品や料理などがこれにあたります。
- 実費費用: 式場使用料、火葬料金、宗教者へのお礼(お布施など)といった、葬儀社以外に支払う費用。
アオバヤでは、お客様に安心していただくため、お見積り通りの明朗会計を徹底しています。基本プランに含まれるサービスは、後から追加費用が発生することはありません。ご不明な点は、どんな些細なことでも担当者にご質問ください。
家族で話を切り出すときのひと言
葬儀の準備について、ご家族、特に親御様本人と話すのは非常にデリケートな問題です。しかし、ご本人の希望を尊重したお見送りをするためにも、どこかのタイミングで話し合うことが望まれます。
タイミングと切り出し方のヒント
話を切り出す際は、タイミングと伝え方が重要です。唐突に切り出すのではなく、自然な会話の流れで話題にできる機会を探しましょう。
- 家族が集まる機会に: 2026年の年末年始やお盆、親御様の誕生日、法事など、親族が集まるタイミングは話しやすい機会です。
- テレビや知人の話をきっかけに: 「テレビで終活の特集をやっていたんだけど」「知人がお葬式の準備をして安心したと言っていて」など、第三者の話をきっかけにすると、直接的になりすぎず自然です。
- 自分自身の話として: 「自分もそろそろ終活を考えようと思っていて、エンディングノートを書いてみたんだけど」と、ご自身の話として切り出すのも一つの方法です。
親の意向を尊重する姿勢
最も大切なのは、一方的に話を進めるのではなく、親御様ご本人の気持ちや希望を尊重する姿勢です。「もしもの時のために、お父さん(お母さん)の希望を聞かせてほしい」というように、あくまで本人のための準備であることを伝えましょう。
具体的に何を聞けばよいか分からない場合は、以下のような項目をリストにして、一緒に考えてみるのもよいでしょう。
- 希望するお葬式の形: 家族だけで静かに送ってほしいか、多くの人に来てほしいか。
- 宗教・宗派について: 希望する宗教や、お呼びしたい宗教者がいるか。
- 遺影写真: どの写真を使ってほしいか。
- 連絡してほしい人: 特に伝えてほしい友人や知人はいるか。
- 納骨について: お墓の場所や、納骨に関する希望はあるか。
すぐに全ての答えが出なくても構いません。このような話し合いの機会を持つこと自体が、ご家族の絆を深め、いざという時の心の支えになります。
親御様が入院されたことは、ご家族にとって大きな心配事であると同時に、これからのことを考える大切なきっかけにもなります。縁起が悪いと先延ばしにしがちな葬儀の準備ですが、事前に少しでも進めておくことで、万一の際に故人様とのお別れに集中でき、ご家族の負担を大きく減らすことができます。何より、ご本人の希望を尊重した、心残りないお見送りにつながります。アオバヤでは、ご家族のお気持ちに寄り添いながら、最適なご準備のお手伝いをさせていただきます。どんな些細なことでも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。
よくあるご質問
❓ 親が入院中です。どのタイミングで葬儀の相談をすればよいですか?
決まったタイミングはありませんが、親御様の入院を機に「もしもの時」を考え、情報収集として事前相談をされる方は多くいらっしゃいます。ご不安を感じた時が相談のタイミングです。時間に余裕のあるうちに相談しておくことで、複数の葬儀社を比較検討でき、費用や内容に納得したうえで準備を進めることができます。
❓ 本人が生きているうちに葬儀の話をするのは不謹慎でしょうか?
ためらわれるお気持ちはよく分かります。しかし、ご本人の希望を尊重したお見送りを実現するためには、元気なうちに意思を確認しておくことが非常に大切です。ご自身の終活の一環として切り出したり、ご家族が集まる機会に自然な形で話題にしたりするなど、伝え方を工夫してみてはいかがでしょうか。
❓ 葬儀の費用は全部でいくらくらいかかりますか?
葬儀費用は、葬儀の形式(家族葬、一般葬など)、参列者の人数、場所などによって大きく異なります。一般的に家族葬では数十万円から、一般葬では百万円以上が目安と言われますが、一概には言えません。正確な費用を知るためには、葬儀社に希望を伝えて詳細な見積もりを出してもらうことをお勧めします。
❓ 菩提寺がありません。どうすればよいですか?
菩提寺がない場合でもご心配には及びません。ご希望の宗派の寺院をご紹介することも可能ですし、特定の宗教によらない「無宗教形式」で自由な形のお別れをすることもできます。事前相談の際に、ご希望の形式についてお気軽にご相談ください。ご意向に沿った最適な形をご提案いたします。
❓ 病院から提携している葬儀社を紹介されましたが、断ってもよいのでしょうか?
もちろん、断っても全く問題ありません。葬儀社はご遺族が自由に選ぶことができます。病院が紹介する葬儀社はあくまで選択肢の一つです。慌ててその場で決めず、事前に調べておいた葬儀社や、信頼できると感じる葬儀社に連絡することをお勧めします。
❓ 事前相談に行ったら、契約を迫られそうで不安です。
アオバヤの事前相談は、あくまでお客様の不安や疑問を解消するためのものです。その場で契約を迫るようなことは一切ございませんのでご安心ください。相談したからといって、必ずしも弊社に依頼する必要はありません。まずはお話をお伺いし、お見積もりをお渡しするだけでも結構です。お気軽にご利用ください。
葬儀・事前相談のご相談はアオバヤ仏商へ
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