終活を考えたとき、多くの人が財産や持ち物の整理を思い浮かべるかもしれません。しかし、本当に遺したいものは、それだけでしょうか。ご自身の価値観や希望、そして感謝の気持ちを伝えることも、同じように大切な「遺産」です。
この記事では、その想いを形にする「エンディングノート」と、現代ならではの課題である「デジタル遺品」の整理方法について解説します。
想いを伝えるための道しるべ「エンディングノート」
エンディングノートとは、ご自身の希望や大切な情報を書き留めておくノートのことです。財産分与などを法的に定める「遺言書」とは異なり、法的な拘束力はありません。その最大の役割は、もしもの時にご家族が判断に迷わないよう、あなたの意思を伝える「道しるべ」となることです。
【エンディングノートに書いておきたい項目例】
- 延命治療の希望など、医療や介護に関する意思
- 葬儀の形式(家族葬、音楽葬など)や呼んでほしい人のリスト
- 大切なペットの世話について
- 遺言書の有無と保管場所
- 親しい友人や親戚の連絡先リスト
- 家族への感謝のメッセージ
見過ごせない現代の課題「デジタル遺品」
スマートフォンやパソコンの中にあるデータも、今や大切な遺品の一部です。これらは「デジタル遺品」と呼ばれ、オンラインアカウント(SNS、メール)、デジタル資産(写真、文書)、ネット銀行やネット証券などが含まれます。
もし、これらを整理しないままにしておくと、様々な問題が起こり得ます。
- パスワードが分からず、思い出の写真や連絡先にアクセスできない。
- 利用していないサブスクリプションの料金が引き落とされ続ける。
- SNSアカウントが乗っ取られ、悪用されるリスクがある。
【デジタル遺品の整理・3つのステップ】
- リストアップ: 利用しているサービスやアプリを書き出す。
- 方針決定: 各アカウントをどうしたいか(削除、追悼アカウントへ移行など)を決める。
- 情報共有: IDやログインのヒント、そして上記の方針をエンディングノートに記し、保管場所を信頼できる人に伝えておく。
(※セキュリティのため、パスワードそのものを直接書くのは避けましょう。)
人生の物語を整理する、ガイド付きのセッション
あなたの人生の物語と個人的な願いは、最も大切なレガシーです。しかし、白紙のノートを前に、どこから書き始めればよいか戸惑う方も多いでしょう。
私たちの事前相談は、単なる葬儀の計画ではありません。あなたの考えを整理し、介護や医療に関する希望を明確にし、デジタルライフのための具体的な計画を立てるお手伝いをする、ガイド付きのセッションです。エンディングノート作成の第一歩として、ぜひ一度ご相談いただき、あなたのレガシープランの最初の章を共に描きましょう。
アオバヤ葬儀の事前無料相談
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