
MANNER GUIDE | 喪中ハガキ
喪中ハガキの書き方
文例集10パターン
いつ出す?/誰に出す?/何を書く?
初めてでも失敗しないマナーと文例を、山形・郡山・宇都宮の葬儀社が徹底解説
喪中ハガキとは?近親者に不幸があった際に送る挨拶状
身内に不幸があった際、年末年始に送られてくる年賀状を控える旨を伝える「喪中ハガキ」。その正式名称は「喪中欠礼のご挨拶」や「年賀欠礼のご挨拶」といいます。近年、この喪中ハガキを初めて出すという方も少なくありません。特に50代、60代、70代といった、人生の節目を迎え、周囲のご不幸にも触れる機会が増える世代の方々にとって、正確な知識は大切です。
本記事では、喪中ハガキを出すにあたって、
- いつ出すのが適切か
- 誰に出すべきか
- どのように書けば失礼にならないか
- 具体的な文例
- 作成・投函時の注意点
などを、アオバヤ仏商が丁寧に解説します。山形、郡山、宇都宮といった地域にも精通した専門家が、あなたの疑問にお答えします。
喪中ハガキはいつ出すべき?適切な時期を知る
喪中ハガキを出す時期は、一般的に相手が年賀状の準備を始める前というのが鉄則です。具体的には、11月中旬から12月初旬にかけてが最も適した時期とされています。
なぜこの時期なのでしょうか。それは、多くの人が12月に入ると年賀状の準備を始め、年末年始の挨拶を誰にするかリストアップしたり、印刷業者に依頼したりするからです。この時期を過ぎてしまうと、相手はすでに年賀状を準備してしまっている可能性が高く、喪中ハガキを受け取った側が年賀状の準備をやり直す手間がかかってしまうことがあります。
ただし、不幸があった時期によって多少前後します。以下に目安を示します。
不幸があった時期と喪中ハガキの投函時期の目安
| 不幸があった時期 | 喪中ハガキの投函時期 |
|---|---|
| 1月〜10月頃 | 11月中旬〜12月初旬 |
| 11月〜12月 | 不幸があった後、できるだけ早く(年内) |
11月〜12月にかけて不幸があった場合は、年内での通知が優先されます。この場合、年末ギリギリになることもありますが、できるだけ早く、相手に失礼のないように送ることが大切です。
喪中ハガキは誰に出す?送る相手の範囲
喪中ハガキは、年賀状のやり取りをさせていただいている方々、または新年の挨拶を欠礼したいと考える方々に送るものです。具体的には、以下のような相手が考えられます。
- 親戚・親族:年賀状のやり取りがある範囲の親戚、特に連名で挨拶状を出すような関係性の方々。
- 友人・知人:日頃から親しくお付き合いのある友人、趣味の仲間など。
- 仕事関係者:取引先、上司、同僚、顧客など、仕事上のお付き合いがある方々。ただし、あまりにも形式的な関係の場合は、省略することもあります。
- 近隣の方:ご近所の方で、日頃から挨拶を交わす関係の方。
迷った場合の考え方:
「この方に新年の挨拶をしても良いだろうか?」と迷った場合は、送っておいた方が無難です。特に、相手が年配の方や、丁寧な付き合いを重んじる方であれば、送ることで礼を尽くすことができます。逆に、相手が喪中であることを知っている場合は、送る必要はありません。
送る相手から外しても良い場合
- 喪中であることを相手が知っている場合:ご近所の方や親しい間柄で、すでに不幸があったことを伝えている場合は、改めて送る必要はありません。
- 年賀状のやり取りがない方:日頃から年賀状のやり取りがなく、新年の挨拶を交わす習慣がない方には、送る必要はありません。
- 非常に形式的な関係の方:仕事関係者でも、ごく一部の限られた範囲の方に留めることもあります。
喪中ハガキの基本的な書き方:失礼のない文章構成
喪中ハガキは、故人への追悼の意を表し、新年の挨拶を控えることを伝えるためのものです。そのため、故人の冥福を祈る気持ちと、相手への配慮を込めた丁寧な文章を心がける必要があります。
基本的な構成要素は以下の通りです。
1. 時候の挨拶(省略可)
「拝啓」や「謹啓」などの頭語は、喪中ハガキでは一般的に使用しません。また、時候の挨拶も、不幸があった直後では不適切とされがちですが、11月〜12月にかけて送る場合は、季節の挨拶を簡潔に添えることもあります。ただし、必須ではありません。
2. 喪中であることの報告
「この度、〇〇(故人の名前)が〇月〇日に永眠いたしました」のように、不幸があった事実と故人の名前(続柄)、亡くなった月を記します。続柄は「父」「母」「夫」「妻」など、故人との関係性を明記します。
3. 喪に服している期間について(任意)
「つきましては、新年のご挨拶を失礼させていただきます」といった形で、喪に服しているため新年の挨拶を欠礼する旨を伝えます。喪に服す期間(忌明けまでの期間)について触れることもありますが、必須ではありません。
4. 相手への気遣い
「寒さ厳しき折、皆様におかれましてもご健勝のこととお慶び申し上げます。」といった、相手の健康を気遣う言葉を添えます。ただし、不幸があった直後で、まだ間もない場合は、この部分を省略するか、ごく簡潔にするのが一般的です。
5. 結びの言葉
「来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます」といった、来年以降のお付き合いをお願いする言葉や、「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」といった、相手の健康と幸せを願う言葉で結びます。
6. 日付と差出人名
投函する日付(任意ですが、記載すると丁寧です)と、差出人の氏名・住所を明記します。
7. 忌み言葉・重ね言葉に注意
喪中ハガキでは、不幸が重なることを連想させる「忌み言葉」や「重ね言葉」は避けるのがマナーです。
- 忌み言葉の例:「死ぬ」「終える」「重ね重ね」「たびたび」「度々」「続いて」「追って」「ご愁傷様」など。
- 重ね言葉の例:「いろいろ」「さまざま」「度々」「重ね重ね」「しばしば」など。
8. 句読点に注意(任意)
形式的な文章では、句読点(、。)を使用しないという慣習もあります。ただし、現代ではそこまで厳密に守られていない場合も多く、読みやすさを優先して使用することもあります。気になる場合は、句読点を使わない形式で作成するとより丁寧です。
喪中ハガキ文例10パターン:状況に合わせて使い分け
ここでは、様々な状況に対応できる10パターンの喪中ハガキの文例をご紹介します。ご自身の状況に合わせて、適宜修正してご活用ください。
文例1:ご親族・故人(一般的な年配の方へ)
寒さ厳しき折、皆様におかれましてもご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、この度〇月〇日に祖父(〇〇)が永眠いたしました。
つきましては、年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご容赦ください。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
文例2:故人・年配の方(少し丁寧な表現)
この度、父(〇〇)が〇月〇日に急逝いたしました。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、新年のご挨拶を失礼させていただきます。
寒冷の候、皆様におかれましてもどうぞご自愛ください。
来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
文例3:友人・知人(親しい間柄)
〇月〇日に母(〇〇)が亡くなりました。
そのため、新年のご挨拶は控えさせていただきます。
寒くなってきたけれど、元気にしてる?
また落ち着いたら連絡するね。皆も体に気をつけてね。
文例4:ビジネス関係(取引先など)
この度、弊社代表取締役(〇〇)が〇月〇日に逝去いたしました。
つきましては、年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
寒さ厳しき折、皆様におかれましてもご健勝のこととお慶び申し上げます。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
文例5:年賀状辞退
師走の候、皆様におかれましても益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、誠に恐縮ながら、新年のご挨拶を謹んで辞退させていただきます。
皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
文例6:出産報告(喪中期間と重なった場合)
この度、〇月〇日に父(〇〇)が永眠いたしました。
また、私事ではございますが、〇月〇日に元気な赤ちゃん(長男/長女)が誕生いたしました。
つきましては、新年のご挨拶は失礼させていただきます。
寒さ厳しき折、皆様におかれましてもご健勝のこととお祈り申し上げます。
文例7:転居報告(喪中期間と重なった場合)
この度、母(〇〇)が〇月〇日に逝去いたしました。
つきましては、私達家族も〇月〇日をもちまして、〇〇県〇〇市へ転居いたしました。
年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
皆様の今後益々のご健勝をお祈り申し上げます。
文例8:再婚報告
この度、〇月〇日に〇〇(故人の続柄)である〇〇が永眠いたしました。
私事ではございますが、この度〇月〇日に再婚いたしました。
つきましては、新年のご挨拶は失礼させていただきます。
新しい家庭を築いていくことになりましたので、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
文例9:シンプル(故人の名前を伏せたい場合)
この度、身内に不幸がありましたので、年末年始のご挨拶は失礼させていただきます。
皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご容赦ください。
寒さ厳しき折、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
文例10:英文(海外の方へ)
Dear [Recipient Name],
We are writing to inform you of the passing of our beloved [Relationship], [Deceased’s Name], on [Date of Passing].
Due to this sad occasion, we will not be sending New Year’s greetings this year.
We hope this message finds you well during this winter season.
Sincerely,
[Your Name(s)]
喪中ハガキ作成・投函時の注意点
喪中ハガキは、故人への追悼と、送る相手への配慮を示す大切な挨拶状です。作成・投函にあたっては、いくつか注意すべき点があります。
1. 誤字脱字は厳禁
喪中ハガキは、失礼があってはならないものです。誤字脱字がないよう、複数回確認しましょう。特に、故人の名前や続柄、日付などは間違いのないように注意が必要です。
2. 句読点・忌み言葉・重ね言葉に注意
前述したように、句読点や忌み言葉、重ね言葉は避けるのがマナーとされています。特に、不幸が重なることを連想させる表現は使用しないようにしましょう。
3. 喪中期間に配慮する
一般的に、喪に服す期間は、親等によって異なりますが、四十九日法要を終えるまでとされることが多いです。不幸があった時期が遅い場合、年明けに喪中ハガキを送ることもありますが、その場合は「寒中見舞い」として送るのが一般的です。
4. 挨拶状のみに留める
喪中ハガキは、あくまで喪中であることと年賀状を欠礼することを伝えるためのものです。個人的な近況報告や、その他の報告(出産、転居など)を記載したい場合は、別途、相手に伝えるか、喪中ハガキとは別に作成するなどの配慮が必要です。ただし、最近では、出産報告などを簡潔に添えるケースも増えています。文例6~8を参考に、状況に応じて判断しましょう。
5. 印刷業者に依頼する場合
印刷業者に依頼する際は、テンプレートの文面をそのまま使用せず、必ず内容を確認し、必要に応じて修正を依頼しましょう。また、校正をしっかりと行ってもらうことが重要です。
6. 郵便局の「喪中用」年賀はがきについて
郵便局では、喪中用の年賀はがき(寒中見舞いはがき)も販売されています。これらを利用することで、より形式に沿った形で送ることができます。ただし、喪中ハガキに決まった形式があるわけではないので、普通の官製はがきや私製はがきで送っても問題ありません。
7. 家族や親族と相談する
特に、故人がご両親や配偶者など、近しい親族である場合は、他の家族や親族と相談して、喪中ハガキの文面や送る範囲を統一すると良いでしょう。地域によっては、慣習が異なる場合もあります。
アオバヤ仏商では、喪中ハガキの作成や、葬儀に関するご相談を承っております。事前相談をご希望の方はお気軽にどうぞ 事前相談はこちら
また、お葬式に関する不安や疑問を解消するための「こころの会」もございます。山形・郡山・宇都宮の皆様、喪中ハガキのこと・お葬儀のこと、どうぞアオバヤ仏商にご相談ください。
💬 よくあるご質問
❓ 喪中ハガキはいつまでに送れば間に合いますか?
一般的に、相手が年賀状の準備を始める前の11月中旬から12月初旬までに届くように送るのが良いとされています。11〜12月に不幸があった場合は、できるだけ早く年内に送るようにしましょう。
❓ 喪中ハガキに句読点を使っても良いですか?
形式的な文書では句読点を使用しない慣習もありますが、現代では読みやすさを優先して使用することも一般的になっています。気になる場合は、句読点なしで作成するとより丁寧です。
❓ 喪中ハガキで近況報告をしても良いですか?
基本的には喪中であることと年賀状を欠礼する旨を伝えるための挨拶状ですので、近況報告は控えるのが一般的です。ただし、出産や転居などの重要な報告を簡潔に添えるケースもあります。
❓ 喪中ハガキに返信は必要ですか?
喪中ハガキは、年賀状を欠礼することを伝えるための通知であり、返信を求めるものではありません。基本的には返信は不要ですが、年内に「寒中見舞い」を返すのは丁寧な対応です。
❓ 喪中ハガキの連名で差出人の続柄はどうすれば良いですか?
連名で出す場合、故人との続柄は、連名者全員との関係性を記載する必要はありません。代表者(喪主・世帯主)との続柄を記載するのが一般的です。
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